-ユーザーの質問に対し自然な会話を通じて回答を絞り込み、自己解決率を向上-
ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)の技術開発・販売を行うイナゴ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:ロン・ディカールアントニオ、以下 イナゴ)は、自然対話型エージェントシステム「netpeople」(ネットピープル)が、アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:岩田 彰一郎、以下 アスクル)が運営するオフィス用品通販サイトのチャット型FAQ自動応答検索サービスに採用されましたことをご報告いたします。「netpeople」は、アスクルが運営する中小事業所向けオフィス通販のWebサイト(http://www.askul.co.jp/)に導入され、2017年4月21日より運用が開始されました。
従来のWebサイトのFAQ検索ページでは、ユーザーが膨大な検索結果から、自分の質問に該当するFAQを自分で探し出す必要があり、最適な回答を見つけるまでに時間を要する、または見つけられずに断念してしまうことが多くありました。また、近年増加しているチャットボット型の自動応答システムの場合、質問が明確でないと適切な回答が提示されないなど、ユーザー側がシステムにあわせた質問を考えなければならないといった課題がありました。
イナゴのnetpeople技術をアスクルに導入することで、ユーザーが電話で問い合わせをするように自然な言葉で質問を入力すると、アスクルWebサイトのバーチャルオペレーター・アオイくんが質問の意図を理解し、時にはアオイくんから質問をしながらFAQを絞り込み、最適な回答を提示することが可能になりました。これにより、ユーザーのFAQ検索負荷を軽減しつつWebサイトにおける自己解決率を向上させ、より快適なユーザーエクスペリエンスを提供します。
アスクルでは、2016年9月より大企業向けオフィス用品の一括購買サービスであるソロエルアリーナ(http://www.soloelarena.com/)ですでに「netpeople」を導入しており、この度、これに続いて中小事業所向けであるアスクルwebサイトにも同サービスが導入されました。
イナゴは、音声対話アプリケーションサービスの分野において、10年以上にわたる経験とノウハウを持ち、単なる音声検索型のコンシェルジュサービスや検索サービスにはない、次世代を見据えたユーザーオリエンテッドなスマートデジタルアシスタント技術netpeopleを提供しています。独自のゴール共有型会話機能(Goal-Oriented Conversation)*、文脈把握技術、自然言語理解技術等により、ユーザーとの対話を通して、ユーザーのやりたいことの意図をくみ取り、積極的に質問をしながらユーザーが欲しい情報を絞り込んでいくアシストを行います。話題が変わっても、必要な情報を判断して、その情報を引き継ぎながら、柔軟にアシストすることが可能です。パソコン、スマートフォン、カーナビをはじめとする情報端末から、テレビなどの家電にも対応し、ユーザーとの生きたコミュニケーションの活性化を支援しています。 *特許出願中
また、一般向けサービスとして、アンドロイド端末用パーソナルアシスタントアプリケーション「mia(ミア)|音声対話アシスタント」(以下、mia)を提供しています。miaは、レストラン検索、地域情報検索、天気予報や乗り換え案内、スケジュール登録、メール作成、音楽再生などを、音声で対話しながらサポートしてくれるかわいいアシスタントです。miaとの対話は、音声入力でもテキスト入力でもどちらの方法でも話すことができ、スマートフォンの画面上で詳細情報が見られるモバイルモードに加え、運転中でもハンズフリーで操作可能なドライブモードを搭載しており、ご利用状況に合わせて、モードを自由に切り替えてお使いいただけます。
今後もコンテンツをさらに増やし、機能を充実していくとともに、海外市場への展開を推進していきます。コンピュータを単なるツールとしてではなく、何でも話せる友人として付き合える世界の構築を目指していきます。
mia(ミア)|音声対話アシスタント (無料)
※Android版のみ:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.inago.netpeoplea
イナゴ株式会社 担当:風見/李(リ)
E-mail:support@inago.co.jp
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